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完結 【ハリー・ポッターと死の秘宝】 [本日記]

ついに読み終わったよ。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

  • 作者: J. K. ローリング
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: 単行本



以下、あっさりとネタバレしているので、読まれる方はご注意を。


読み終わって、まずの感想は、意外と「ふーん」って感じだった。

ハリーが生きるか死ぬか・・・
話題になっていたけれど、なんというか、目次があるじゃない。
で、下巻の目次を見て、最終章のタイトルを読んだら、なんとな~く分かっちゃったんだ。
結末が、HAPPYなのか、そうじゃないのか。

それはさておき。
相変わらず、イライラする事の多い、「ハリー・ポッター」シリーズ。
最後まで、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、議論を交わしてはケンカしてるね~。
これ、私、最後まで慣れなかったわ。
仕方がないのよ。そういう国民性みたいだし。
でも、思わず、ちょっとは仲良くしろよ~って言いたくなる(苦笑)

それと、ハリーの、ダンブルドアに対する思いってのも、フクザツ。
信じているのか、信じられないのか、ハッキリしろよ~って、これも言いたくなる(苦笑)
ダンブルドアって、最後の最期まで、策士でしたな。

それと、その存在がかなり気になっていたのは、セルブス・スネイプ。
彼が見方なのか敵なのか、これはなかなかの重要ポイントだった。
前作の「謎のプリンス」で、実はいい人かと思ったら、やっぱり悪人?
みたいなところで終わっていたし。
読み終えてしまえば、不器用で純粋な人だったんだなぁ、って思ったけど、やっぱりハリーの事も、ハリーの父ジェームズの事も、キライだったんだね。
そういうところも、素直だな、この人。

“死”と言えば。
ウォルデモート卿は、もっと派手に・・・かと思ったけれど、意外と地味な感じで。
ラスト近くは、権力というか、自らの力に慢心してしまった、愚かなキャラクターに徹していた感じがする。
狡猾な感じが今回はあんまりしなかったかも。
あれ、最後はどうしたのかな。
誰が遺体の始末をつけたんだろうね。
ちょっと気になって。

それと、キャラクターの“死”だけど、一番残念だったのは、フレッド。
ウィーズリー家からは、死者は出さないと思ってた。
だって、フレッドとジョージは、セットじゃないと意味ないもん。
もちろん、ルーピンもトンクスも、死ななくてもいいのにって思ったけど、彼が一番そう思ったわ。
ダンブルドアやシリウス・ブラックならともかく、それ以外のキャラクターの“死”は、これもあっさりが多いので、それも残念に輪をかけているのかも。
ハリーの心理描写が、特別増える訳でもないしね。

最終章は、あまりにベタで、読んでいてちょっと笑ってしまった。
名前の付け方から、カップルまで、ベタもベタ。
「ハリー・ポッター」って、ハリーとヴォルデモート卿の戦いのお話かと思ったら、ハリーとロンが親戚になる話だった・・・なんてね。
ちゃかす気はないけど、それくらいベタだな、って思ったって事よ。
それが微笑ましくもあり、清々しくもあるのだけど。

最近、前よりは英文を見慣れてきたせいか、いかにも翻訳だなぁと思われる言い回しに気づいたりした。
難しいよね。翻訳って。
最初は、家族が購入していた原作を、何気に読み出しただけだったのに、結局は、私が購入して一番に読む事になっていたよ。
最初っからまた読もうとは思わないけど、長いしさ、ケンカシーンはイライラするしさ。
それでも、最後の何百ページかはほぼノンストップで読みきったよ。
映画のイメージで本も読んでしまっているので、ちょっぴり映画シーンが想像できたりして、それはそれで楽しかったと思う。
この作品、長さも値段も内容も、客を選ぶ感じで、人に薦めるのは難しいけれど、読みきった達成感はたっぷり味わったよ。
足掛け何年?
最近は、文庫でも出版されているんだよね?
興味のある方は、のんびり読んでみて下さいな。
かなり読み応えがあるので、しば~らくは読む本に困らないと思うよ~。
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おおざっぱのO型です。 【O型 自分の説明書】 [本日記]

ついに買っちゃいました。
これ。

O型自分の説明書

O型自分の説明書

  • 作者: Jamais Jamais
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2008/08/01
  • メディア: 単行本



なんでO型が最後なのー!
って思ってた。
で、ついにO型発見!
即買い(笑)

基本的に、占いやこういう血液型解説書みたいなヤツは、都合の良いところだけ信じるタイプ。
当っていると思うのよ。
当っているところだけ。
全部が全部、当る訳ない、って思っているけど、実際当っていると、うおー!ってなる。

そんなO型なワタクシLICCAが、おー、これは当っているぞ!と思うところを、少し抜粋してみようかと思う。
実のところ、これ、会社帰りの電車の中で読んでいて、何度爆笑しそうになった事か。
LICCAはこんなヤツだ、なんて想像しながら、軽い気持ちで読んで楽しんで頂ければは良いかな、と思います。

抜粋している文章は、原文そのままです。


・「おおらか」なのか「おおざっぱ」なのか。
 でも、紙一重で「おおざっぱ」。

すごい「ざっぱ」。
帳尻が合えば、途中経過はどうでもいい、って結構本気で思っている。

・頼まれるとイヤって言えないお人好し。
 それでけっこう大変なことになる。
 でもスゴイ感謝されて、「またガンバロー!」って思う。

頼りにされている自分が、たまんない。
もし、それを計算されていろいろ頼まれると、簡単にワナにハマる。

・自分のこと大スキだけど分かんない。
 「人のことはスゴくよく見えるんだけどなー」

他人の分析は、すごい得意。
でも、多分、自分の事は、全然分かってない。気がする。

・お外では、何でもできるっぽいヒト。
 でも、家に帰れば「へなちょこマン」。

外では、基本的に、なんでも器用にこなす。
し、こなせる。
でも、家では、ちょーずぼら。

・でも、夜はぐっすり。

自分の事で悩んでいても、ぐっすり眠れるよ。

・ノっているとき、物事の処理は超特急。
 誰も乗車できないくらい速い。もう止められない。
 ノっていないときは超鈍行。
 誰も乗車できないくらい暗い。負のオーラが立ち込める。

気合い入っている時は、すごいよ。私。

・ザワザワの店内でも、店員さん呼ぶの一発。
 「すみませーん!」「はい、ただいまー」
 よしっ。

しょっちゅう、一発(笑)

・ダメ出しに弱い。すごいヘコむ。
 でもヘコんでいるのを絶対気づかせたくない。

ダメ出しは、イヤだねぇ。ヘコむというか、怒る。

・なんて言うか、相当な負けず嫌い。

相当(笑)

・自分は褒められて伸びるタイプだ。とか思っている。

思ってる。思ってる。

・スゴイ頑固。
 でも頭が固いわけじゃない。
 自分でこうと決めていることは、誰がなんと言おうとゆずれない。絶対ヤダ。
 人の意見、アドバイスなんてポイする。
 「必要なときはこっちから聞くから」とか言って。でも、答えはすすでにある。

その通りだと思う。

・機嫌がイイと、「独り言」が出てくる。
 もっといくと、「鼻歌♪」が出てくる。
 さらにいくと、「歌♪♪」を熱唱。鼻だけじゃもうおさまらない。

お風呂で熱唱。
そのまま、髪乾かしながら熱唱したら、親にうるさい!って怒られた。

・いいかげんっぽいけど、責任感は強い。
 特に自分だけに何かを任されたとき。

もう、私だけの仕事!って思ったら、張り切る張り切る。

・「やるまでがウダウダ。やっちゃったらつっ走る」

この「ウダウダ」は長い。「やろう」って思うまでね。

・「一人で生きていけそう」って言われて、思ったよりショックを受けました。

言われるんよね。これ。

・食べ物をくれた人になつく。

ちょっと付き合いづらい人でも、おごってくれたら、即OK。

・人の顔と名前は、「スゴイよく覚える」と「全く覚えない」の両極端。

基本的に、覚えられない。
覚えるなら、二度目以降。

・人にものを教えるのが好き。

大好き!

・ワイワイもいいけど、親しい人とサシでじっくり飲むのも好き。
 そういうときに語り始めると、もう止まらない。
 で、翌日、「うわー、語っちまった!」って恥ずかしくなる。

サシで語るの、大好きなんだけど、相手が大変だろうとか思って、自粛する。
でも、できない。

・自分をネタにされた話題に照れる。

すっごい照れる。
ヤメテ・・・泣く。

・「ありがとう」「ごめん」は、自分からどんどん言う。
 でも、家族とかすごく親しい人に対しては、なぜか言えない。
 大切な人を大切にしない。
 近い相手に対しては、ぶきっちょでぶっきらぼう。

これ、すごい困る。その通りで。
ぶきっちょでぶっきりぼうだよ。好きな人ほどね。

・メールしたのに返事が遅いとイラッとする。
 だってちょっと不安になっちゃうから。
 「なんかマズイこと書いちゃったんだろうか」

で、うだうだ考える。答えなんて出ないのに。考えすぎ。

・人と食べ物を分け合うのは平気。
 でも、1人でこっそりウマイものを食べているときに、「横からひとくち」されるのは
 大大大キライだぁぁぁ!

シェアしていいのは、私がいいよ、って言った品だけ。

・人から励まされるのが苦手。

すごい苦手。励ますのも、苦手。
自分でなんとかしろよ!って思う。

・初対面の相手には、ニコニコしながらかなり警戒。

この人はOKって思うまでが、大変。

・誰かがうまくできなくてもたもたしているのを見ると、手を出したしたい。
 すごいウズウズする。 
 だから、やっぱガマンできなくて手出した。

本当は、その人のためにならないから、手はできるだけ出さない方がいいんだけど、ガマンの限界は、いたしかたない。よね。

・動物と会話する。

我が家のネコとは、気持ちが通じてます。

・よく道を聞かれる。
 答えられないとスゴく悪いことをしたような気になる。

日本語でも英語でも。
めっちゃ努力するよ。なんとかして教えてあげたいもん。

・人の好き嫌いはなさそうに見える。
 だけ。

ごめんなさい。

・自分ちに人を呼ぶのは好き。

大好き。すんごい気合い入る。

・ハマったらとことん。

とことん。寝食忘れる。

・鍋奉行。やる人がいなければやる。

むしろ、やりたい。

・もったいながり。

だから、食べちゃうし、捨てらんない。

・服の流行を追っかけたくない。
 かといって全然無視するわけでもない。
 自分なりの「おしゃれ基準」がある。

流行はどうでもいいけど、カワイイものはカワイイ。
基準が、完全に自分基準。

・どこで売ってるんだか不明の変な服を持っている。

あるある。

・外ではきっちり、家はゴミ溜め。ぐっちゃらぐちゃら。
 脱いだ服をバサッ。一応シワにならないように広げてる。
 その下には昨日の服が。その下には一昨日の服が。
 その下には・・・

私の部屋を見られたのかと思ったよ・・・

・映画は「単純明快ストーリー」「ドキドキ・ハラハラ」「アクション・冒険・爆発ドカ~ン」系が好き。

ブログを読んで下さっている方は、もうお気づきでしょう(笑)

・ダラダラ中に家から出るのがおっくう。

すんごいおっくう。てか、でないし。

・自分ジンクスを持っている。

左足から、とかね。

・読書は好きな作家にとことんハマる。

作家買いとかするもん。

・押入れで寝てみたい。

現在のベッドが、押入れ改造ベッド。

・ある1つのジャンルで、専門家並みの知識を持っている。

もってると思うよ。
まったく役に立たないけど。

・美術館・博物館、けっこう好き。
 動物園・水族館、もっと好き。

水族館大好き!
初デートは、必ず水族館。

・仕事の呑み込みはかなり早い。
 ただし、とんでもないポカをやらかすことがたまにある。

イージーミスが多いのよね。でも、全体的に早いから、特別問題視されないけどさ。

・ノラない仕事はぐだぐだ~ん。
 期間が長い仕事もぐだぐだ~ん。
 短期決戦でしか「テキ!パキ!」しない。
 仕事が終わったあとの一杯は最高。
 仕事中の息抜きタイムも大好き。

もう、その通り!

・後輩指導を任されると必要以上に張り切る。

張り切るねぇ。厳しい先輩でありたい。

・机の上が正直キタナイ。
 でも発掘作業するほどではない。

書類が積んじゃって・・・

・パソコンとかケータイで文章を打つようになって、漢字を忘れた。
 読めるけど書けない。
 でも辞書を引くのがめんどくせってなる。 
 だから、メール画面で漢字を出す。
 よって、いつまでたっても覚えらんない。

漢字は、PCか携帯で調べてるなぁ。見られたんだうか。

・得意科目「だけ」成績がいい。

みんなそうだと思うけどね。

・勉強中にマーカーとか色ペンを使うのがキライ。
 だって、いちいちペンを持ち替えるのメンドーじゃんか。
 ノートには矢印とかマルとかの記号が多い。

持ち替えるの、面倒!
1色でいいっしょ!

・いったん気持ちが冷めたら、とっとと別れたい。

実際、そうした。

・駆け引きは苦手。
 そんなの疲れるし、駆け引きしている間の妥協がヤダ。

駆け引きも、浮気も、疲れる。

・時々、謎の「暗~い気持ち」がやってくる。

くるくる。
プチウツって呼んでるけど、結構やっかい。
死にたいとか思わないけど、殺して欲しい、くらいなら、思う。

・うちの中ではけっこうプンプンする。

ウチの中ではすぐ怒るわ。忍耐必要なし、って思ってる。ふしがある。
外では、ぼやく。とにかくぼやく。

・ちょっとだけ腹立つとニコニコする。表面だけ。
 すごく腹立つと無になる。表情も口も。
 本当に腹立つと冷静になる。不気味なほど丁寧に淡々と諭す。

これも、見られているのかと思ったわ。

・寝起きの気分はズーンとして最悪。

最悪。
機嫌ちょー悪い。
しゃべらない。
周りからしてみたら、すんごいやっかいなヤツ。最悪だよね。

・目覚ましは許せるけど、人に起こされるのは大キライ。

何人なりとも、我を起こさからず。

・酔っ払うと、しゃべり上戸、笑い上戸、泣き上戸とかになる。

しゃべり上戸だと思うよ。

・ストレスがたまると太りだす。
 食うから、飲むから、動かないから。

その通り!
最近は、胃が悪くなる。

・(子供の頃の)記憶があやふや。

すんごいあやふや。
小学一年生くらいまでは、あまり覚えてないし。

・魔法使いにもなりたかった。

なりたかった~。
ハリー・ポッターとは、また違う世界観でね。

・とんでもない大雪の日とか、とんでもない豪雨の日はなんかワクワクする。

ワクワクするんだけど、そのワクワクを他人に気づかれたくなかったりして・・・

・ドアとか引き出しとか、足で閉める。

行儀が悪いの知ってるから、大人になってからは、自粛。しているつもり。

・掃除は苦手。

苦手。部屋を見れば、一目瞭然。

・部屋の模様替えはめったにしない。

だって、そこがベストポジションだもん。

・料理するとき味見しない。

という事に、20代ではじめで気づいた。

・休日はどっぷり朝寝坊。
 とゆーか、朝じゃない。

昼に起きて、昼ごはん。お腹すいているからねぇ。

・シャンプー・リンスにはこだわりがある。

こだわっているよ~。

・年賀状はぎりぎりまで書かない。

だいたい、毎年、30日とか。出すには出すけど。

・自分の日常は、実はわりに平凡。
 毎日、同じパターンでもけっこうへっちゃら。

へっちゃら。
繰り返しがキライじゃないしね。
落ち着くもん。



ここまで書いていいのかなぁ、と思いつつ、書いちゃいました。
ま、適当にお楽しみ下さい。
あまり切実に考えすぎないように、お願いしますね~。

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痛快! 【帰ってきたアルバイト探偵(アイ)】 [本日記]

「アルバイト探偵(アイ)」シリーズ 大沢在昌 を読んだよ!

久しぶりに、シリーズ読破しそうな勢いで読んだ小説だわ。

最近、「帰ってきたアルバイト探偵(アイ)」という、ウルトラマンみたいな題の小説が発売されてて、それを読んだら、過去のシリーズまで、全部読んでしまったという経緯。

帰ってきたアルバイト探偵

帰ってきたアルバイト探偵

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/10/14
  • メディア: 文庫

主人公は、高校生(実はもうダブッて4年生)の男の子、冴木隆。
唯一の肉親は、父親の涼介。
この涼介が曲者で、元内閣調査室、いわゆる日本国のスパイを辞めた身で、今は私立探偵をしている、中年不良親父。
リュウは、その父親の探偵業務のアルバイトで、何故か、国家間のいざこざや、スパイ同士のいざこざ、そのほか、とっても大きな規模で繰り広げられる事件に巻き込まれて、というか事件を解決する為に、依頼を受けた父親を手伝っているうち、いっつも危険な目に合う・・・という、普通の高校生。

普通ではないのかな・・・
リュウは、グレるでもなく、優等生になるでもなく、中途半端なトコにいるのだけど。
父親の仕事を手伝ううち、リュウ自身も、いろいろ体験していて、
無免許で車は運転するし、銃も一応扱える。
尾行もするし、乱闘もする。
銃弾飛び交う中、救出劇を演じたり、はたまた、リュウが人質になったり。
いや~、忙しい身だねぇ、リュウ君。

この小説の魅力は、その軽さにあると思うんだ。
大沢在昌の作品で有名なのは、「新宿鮫」かと思うのだけど、
そういうハードボイルドを想像してたら、全く違う、なんというか、ものすごい軽いノリに、驚くかも。
最大の特徴は、普通なら絶対ありえないような、事件の規模の大きさ。
ツッコミたいくらい、大規模でうごめく事件は、蜜の味(笑)
内閣調査室ってことからして、訳アリ。
あらゆる国のスパイが登場するし、殺し、誘拐、核爆弾、KGBにモサド。
何でもアリだ。
リュウが、けなげに(笑)父親を手伝うのも、ホントに小遣い稼ぎ程度の理由なのが、笑える。
それでも、いつのまにか、命に関わる事件に発展していくから、つい、夢中になっちゃうのだろうね。
銃撃戦も、乱闘騒ぎも、それが当たり前のように、突然起こるから、痛快さがあるのだよね。

思春期にありがちの、世間を軽くみているリュウにも、親近感がわくよ。
父親しかいないのも、実はちゃんと理由があるのだけど、
そのあたりも、張本人のリュウが、あんまり深く考え込まないから、
多分、リュウ自身が、父親を尊敬している風・・・口じゃ、毎回けなし合っているけど、そんな風変わりな親子関係も、魅力の一つかしらね。

この小説、朝の通勤には、特に、寝不足で半分寝たままのような頭には、ぴったりの内容だよ。
軽くて、アクションたっぷりで、痛快。
文章もそれほど難しくないし、探偵小説の面白みもあるし、なにより登場人物に魅力がある。
シリーズ続けて読んでも、飽きない類の小説だと思うわ。
ま、続きものなので、読む時には、最初からの方が、いいかも。
いきなり「帰ってきたアルバイト探偵(アイ)」を読むのもアリだけど(私はそうだった)、ちょっとだけ設定を知っていたほうが良いかもね。
一度休憩が入って、「帰ってきた~」はいわばセカンドシーズンみたいなものだけど、
リュウの活躍が、これからも楽しみな1作だよ~。


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事件が続々と 【邪魅の雫】 [本日記]

「邪魅の雫」 京極夏彦著を読んだよ!

やっと読破・・・

本屋で見かけた事あるなら、知ってるはず。
この方の本、弁当箱。
面白いのに、しんどい・・・のよねぇ。

映画と違って、推理小説なので、さすがにタネバレは憚られるので、さらっと戯言なんぞ。
今回は、青木刑事と、益田&関口コンビの活躍かな。
榎木津氏が少なからず関わっているのだけど、暴れないと言うか、むしろ大人しい、そんな作品。
だって犯人がさ、榎木津礼二郎も、普通な事もあるのだねぇ、てトコかしらん。
ネタバレなしで書くって、難しい~。

本当に簡単なあらすじ。
東京、平塚、大磯と、殺人事件が多発。
一見バラバラの事件は、思わぬところで、つながりを見せる。
別々に事件に関わっていた青木刑事、益田&関口のコンビは、やがて同じところへ行きつく。
果たして、事件はどのようにして起こり、犯人は誰で、中禅寺秋彦はそれをどう収めるのか・・・

たくさん事件が起こり、人死も続々。
バラバラに見えた事件は、実はバラバラ。
でも、あるところでは、つながっている。
人の名前も錯そうするから、心して読んでね。
誰が誰やら、分かんなくなりかけたよ。
分かんなくなった糸を、あるべきところへ戻してみせるのが、いつもの中禅寺秋彦のお仕事。
中禅寺氏、今回は榎木津の為ってところがあったから、やっぱりこの二人は、良き友なのだと、改めて実感。
というかさ、この二人でなきゃ、友にはなれない気がする。
超越したもの同士、仲良くやってくれ(笑)

出番の多いレギュラー陣は、
中禅寺秋彦・・・古書店「京極堂」の主。清明神社の神主で、憑き物落としをする陰陽師。
関口巽・・・小説家。うつ病体質だけど、なんだかんだいって中禅寺が助けている。
榎木津礼二郎・・・探偵。他人の視覚的映像を視る事ができる。
益田・・・探偵見習い。元刑事。
青木・・・刑事。木場の後輩。
木場修太郎・・・刑事。左遷中。

上の方のレギュラー陣の紹介って、なんだかライトノベルみたいじゃない?
京極氏の小難しい文章の中で、この登場人物達が、非常に小気味良く、動いてくれるよね。毎回。
舞台が、昭和20年代だってところも、魅力的。
中禅寺をはじめ、皆、徴兵されて太平洋戦争に参加しているってところも、なんか変な感じだよ。
今回も、戦時中のちょろっとした事実が、からんでいるしね。
犯罪、主に犯罪者の、心の闇というか、心に巣食っているそういうものを妖怪や魑魅魍魎とし、それを言葉で徹底的に溶いていく。
それが、中禅寺秋彦の憑き物落とし。
決して、ファンタジーなんかじゃないところが、いいのよね。
あの厚さじゃなければ、是非、色んな人にお薦めしたいよ。
物語は、あくまで推理小説だからさ。
事件が起きて、例えば殺人事件で、犯人は誰か?っていう王道なんだよ。このシリーズは。
ちょっと違って思えるけどさ。
ま、主人公の中禅寺秋彦は、一番最後、オイシイところでしか出張ってこないけど。
私が好きな探偵役が決まっている推理小説や、いわゆる本格とは、一線を臥する作品ではあるね。

ラストまで読めば、きちんとすっきりするよ。
思い込みや勘違い、それって本当はすごく怖い事だって、毎回教えてもらっている気がする。
それと、人の心の、脆さと強さもね。
言葉で、理詰めで、溶いていくって、私の性に合っているよ。
隙間のないくらい、言葉で埋め尽くしたら、そこには真実しかなくなる。
中禅寺秋彦の発する言葉が、全てをあるがままにしていくのだよね。
毎回、この作品に出てくる犯人達は、あらゆるもので武装している心を、中禅寺秋彦の言葉で、埋められているようで、実は気がつくと、芯の部分だけにされてしまっている。
そういう形がある物語だよね。
惜しむらくは、人間ドラマがそこにはあるのに、著者の京極氏の言葉の巧みさに、そちらが勝ってしまっている、そんな気がするよ。

とにかく、今作も無事、読破できて良かったわ。
猛烈にラストまで読んでしまいたい、と感じたのは、前作の方だったかもしれないなぁ。
一番のお気に入り作は、「魍魎の匣」なのだけど、実は忘れてしまっていて、再読したいと思っているのよ。
でも、やはり厚さがネックだよなぁ・・・

邪魅の雫

邪魅の雫

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: 新書


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妖(あやかし)推理帖 【しゃばけシリーズ】 [本日記]

「しゃばけ」シリーズ 畠中恵著 を読んだよ。

2001年「しゃばけ」でデビュー。
以降、同シリーズで「ぬしさまへ」「ねこのばば」「おまけのこ」「うそうそ」と、今のところ5弾目まで発売中。

妖怪人情推理帖なる、仰々しい言葉で紹介されてはいるけど、タイトルからなんとなく感じ取れるように、これは時代物の推理帖。
時は江戸。
主人公は、江戸は日本橋の大店、廻船問屋兼薬種問屋の長崎屋の一人息子、一太郎。
17歳になる一太郎は、2軒続きの大店の跡取りとして生まれ、とても裕福で、何一つ不自由ない生活を送ってはいるが、ただ一つ問題があるとすれば、それは、とてつもなく身体が弱い事。
病を患っては寝込む日々が続き、1年に何度かは死にかけている有様。
朝、起きてくれば両親は喜び、お店に顔を出す事は稀で、逆に働こうと思えば、また寝込むと心配され、両親や手代から、大いに甘やかされている毎日。
それでも、なんとか一人前になろうと、自分を甘やかしすぎる周りの人間に、逆に困っている一太郎がなんとも意地らしいね。
甘やかされてはいるが、病弱すぎて、グレられないのも本当のところ。
世間の常識、特に金銭感覚には少しずれたところもあるが、優しく大らかな性格の、ちょっとした美男子。

こんな主人公なのだけど、もう一つ、大事な要素があるんだな。
実は、一太郎の祖母であるおぎんは、齢3000年を越える、“皮衣”という名の大妖なのだ。
一太郎は、そのおぎんの血を引き継いでいる。
なのだけど、特別何が出来るという訳ではなく、ただ、側に妖がいれば、そうと分かるだけ。
それだけなの。
でも、そんな一太郎の周りには、妖たちが、わんさと集まってくるんだよね。
まず、一太郎の兄やでもある、手代の仁吉と佐助は、“犬神”と“白沢”という妖。
二人とも、齢1000年を越える、かなり強力な妖だ。
これは、あまりに病弱な一太郎を心配した祖母のおぎんが遣わした為。
一太郎が寝起きする離れには、家鳴という身の丈数寸の子鬼達がきゃわきゃわ言いながら走り回り、屏風が付喪神になった屏風のぞきが出てきたり、猫又のおしろ、鈴彦姫、濡れ女、野寺坊、獺・・・
とにかく、たくさんの妖たちが出てきて、楽しい。
そんな妖たちは、一太郎からご褒美にもらえる、お八つや酒を楽しみに来ていたりするんだよね。
お八つやお酒が振舞われると、離れはちょっとした宴会場に早変わり。
しかも、妖たちの宴会だ。
みんな、日本古来の妖で、そこがまたいいんだ。
ちょっと、鬼太郎みたい。

で、身体は弱いが、頭はキレる一太郎。
この一太郎が、人殺しの下手人を推理したり、妖がからんだ事件を解決したり。
もちろん、風が吹けば、病で寝込むほどの病弱な一太郎は、おいそれと外出もできず、情報収集は専ら、離れに出入りしている妖たち。
たまの外出にも、仁吉と佐助のお供付き。
しっかり妖の手代達に守られて、一太郎は事件を推理し、解決する。
そんな痛快で、人情あふれる物語だよ。

シリーズも最初の方は、ストーリー展開や構成が、固い感じがしたけど、巻を重ねるごとに、セリフ回しも良くなり、展開もスムーズになってきた気がする。
何より、一太郎がすごく魅力的。
それと、登場する妖たちも、とても楽しい。
一言で言うなら、“粋”だよ。
江戸の“粋”。
町人文化と、口調がたまらなく“粋”なの。
侍文化とは違う、町人ならではの柔らかさと、情と、工夫の生活があるのだよね。
一太郎の生活に余裕があるのは、大店の一人息子で、金銭的に困った事がないからだけど、江戸の町の描写が、とてもいい感じ。
みな火事を何より恐れていて、当時では当たり前だけど、夜は真の闇が訪れて、船や駕籠で移動したり、道には物売りが歩いていて、ちゃんと物貰いまでいて、ね。
町人文化を読むだけでも、楽しいよ。
時代劇とはちょっと違う、リアリティがあるから。

今までに出版されたシリーズ5巻は、長編もあれば、短編ある。
最初の方は、事件解決が本筋だけど、次第に、ほろりとさせられるようなエピソードも出てきて、一太郎以外の登場人物が中心になるような物語が出てきたり、バリエーションが増えた事で、さらにこのシリーズの魅力が増したと思うな。
江戸の町人口調で書かれているけど、それほど難しい言葉は使っていないよ、侍じゃないからね。
なので、とても読みやすい。
推理もので、ファンタジーで、人情もの。
心が疲れた時などに読むのが、お薦めだよ。

オマケだけど、一番不思議な登場人物は、一太郎の母おたえ。
大妖“皮衣”は、おたえの母。
ようは、一太郎の祖母おぎんは、母方の祖母なのだよね。
父の長崎屋藤兵衛は、婿養子の跡取り。
半分妖の血を引き継いでいるはずなのに、おたえは至極まとも。
少し考えのズレている事もあるけれど、果たしておたえは、何者なんだろう・・・(笑)

しゃばけ

しゃばけ

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 文庫


ぬしさまへ

ぬしさまへ

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫


ねこのばば

ねこのばば

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/07/23
  • メディア: 単行本


おまけのこ

おまけのこ

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/08/19
  • メディア: 単行本


うそうそ

うそうそ

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/05/30
  • メディア: 単行本


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横恋慕スーパーマン 【ノベライズ版 スーパーマン・リターンズ】 [本日記]

「スーパーマン リターンズ」 マーヴ・ウルフマン著 富永和子翻訳 を読んだよ。

以前、あなどれないとコメントした、ノベライズ版。
映画を先行上映で見たので、早速読んでしまいました。

基本は映画と同じなので、もう説明はいらないよね。(映画の感想参照)
一番の違いは、映画のオープニングの、それ以前のエピソードが収録されているところかな。

始まりは、クリプトン星から。
ジョー=エルとラーラが、一人息子のカル=エルを、爆発寸前のクリプトン星から脱出させる日。
これは、多分、クリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」か、「スーパーマン2」で、少しは映像化されてなかったかなぁ。
未見なので、分からなくてごめんなさい。
クリプトン星の危機と、評議会との衝突、両親が息子の乗ったポッドを発進させるまでの、せつない過程がかなり詳しく書かれているので、トリビア的な要素もあるのではないかな。
両親の若い頃の話や、クリプトン星の描写もあって、ちょっとマニアックな感じだよ。

そして、映画では映像化されなかった、スーパーマンの空白の5年間も、小説にはきちんと収められていたよ。
新聞で読んだ、クリプトン星の痕跡と生体反応の可能性を、科学者が発見したという記事。
それをどうしても自分の目で確認したかったスーパーマンは、母のマーサにだけ理由を告げて、故郷のクリプトン星に旅立っていった事が、書かれている。
そこで見た真実のクリプトン星。
生命など全くなく、ただ荒廃した廃墟と、死の跡。
そして、最大の弱点、クリプトナイトの存在。
それを見てしまったスーパーマンは、心身ともに疲れ果て、母マーサの元へ戻る決心をして、映画の冒頭にある、あの地球への帰還につながるんだね。

さらに、その新聞記事すら、レックス・ルーサーの仕組んだ罠だった事も分かる。
スーパーマンを地球から遠ざけ、自分が刑務所から自由になる時間を作る為だったんだよ。
映画ではそのあたりは、すっかり切られているので、こういう裏事情みたいなのが分かるのが、ノベライズの魅力なんだよね。

スーパーマンが地球に帰還するまでで、小説の3分の1くらいかかっているから、このあたりのエピソードが、実は重要な意味があるって事なのだよね。
映画では、上映時間の限界があるし、以前の映画も存在しているのだから、すっかりカットでもいいのだけけど。
それを踏まえて見てねって事だからね。

それ以降の展開は、ほぼ映画通り。
少し違いがあるのが、スーパーマンとロイスとリチャードの関係かな。
ノベライズ版の方が、ロイスがリチャードをどれほど愛しているのかが、より深く描かれていると思うな。
出会いのエピソードも収録されているし、きちんと生涯を共にしたいと思ったっていう描写もある。
それに、スーパーマン自身も、映画よりも、ロイスとリチャードの事を認めており、二人はもう新しい関係を築いてしまっているのだから、自分が入る隙はないって、認めちゃってるからね。
それを承知できないのは、スーパーマン自身の気持ちの問題だって事も、映画よりも深刻さが増していると思う。
映画では時間をかけて、あれだけロマンティックで、エロティックだった、スーパーマンとロイスの、夜空のデートシーンも、ノベライズ版だと、あっさりと短いのだよね。

こちらのスーパーマンの方が、悩みすぎてるかもね(笑)
さらに、追い討ちをかけるように、母マーサが、農園を売りに出していたり、近所のベン・ハバードという男性と愛し合っていて、カンザスからモンタナに引っ越す予定だとかね。
それもスーパーマンの心を乱す原因。
結構、精神的に追い込まれていたりするんだよね。
で、北極の孤高の砦を訪れて、本当の父ジョー=エルの声を聞きに行ったら、クリスタルが盗まれているのを発見した。
ってところに結びつくようだよ。

映画のネタバレになるけど、ロイスの息子ジェイソンが、ピアノをぶつけて、レックス・ルーサーの部下を倒してしまうエピソードがあったけど・・・
ま、見ている方は、これでジェイソンの父親が、スーパーマンだと推測できるのだけど、ノベライズ版は、このエピソードがない。
ロイスがレックス・ルーサーに、ジェイソンの父は誰だって聞かれるシーンも、なかったわ。
ただラストに、病院で昏睡状態のスーパーマンの耳元で、ロイスが話しておかなくちゃならない事があるの、と言って、ごにょごにょとやる場面はあるけどね。

あぁ、これもトリビアっぽいけど、あのスーパーマンの衣装を、母マーサが手作りしたってエピソードも、ちゃんとあったよ。
例のS字マークは、母マーサお手製の刺繍だからね。
何でもありで、無敵のスーパーマンの衣装が、実はママの手作りだったなんて、かなりアメリカっぽいと思わない?

ただ、スーパーマンの心理描写を中心に書かれている分、レックス・ルーサーや、キティ・コワルスキーとか悪役組みの存在が、薄くなってしまっているのがちょっと残念なところだよね。
だから映画で、レックス・ルーサーに魅力があるのは、演じたケヴィン・スペイシーの功績って事だよね。

なんだか、ノベライズ版と映画の、比較論みたいになっちゃったけど、ノベライズ版もこれだけでも十分面白かったので、映画を見て面白いと思った方は、そうでなくても(笑)、時間があれば、是非ノベライズ版も読んでみて欲しいな。
多分、映画を見終わった時の感覚と、違う感覚を味わえると思うからさ。

余談だけど、こういう映画のノベライズ版の最初のページは、映画のスティール写真がオマケでついているんだよね。
で、ここでもまた不満が・・・
あぁ、リチャード・ホワイトの写真が人物紹介にない・・・
それでも応援しているよ。ジェームズ・マーズデン。

スーパーマン リターンズ  <映画ノべライズ>

スーパーマン リターンズ <映画ノべライズ>

  • 作者: マーヴ・ウルフマン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/07/06
  • メディア: 文庫


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最果ての島 【聖女の塔 建築探偵桜井京介の事件簿】 [本日記]

「聖女の塔 建築探偵桜井京介の事件簿」 篠田真由美著 を読んだ。

シリーズ12作目。
一応、シリーズは15作で完結となっているらしいので、かなり佳境に近づいてきたね。

三十男、建築史研究家(自称に近い)の桜井京介が、毎回、巻き込まれ型で探偵役となり、古い建築に関わる事件や、人々の愛憎物語を、推理し、解決に導く物語。
建築に関わると言っても、綾辻行人の館シリーズのような、事件の舞台が一種異様な建物で、とかではなく、建築物はあくまで事件が起こるキッカケというか、象徴といったところ。

全シリーズを通して、京介の生まれ境遇、今の環境、友人関係、京介自身何者なのか、そして京介が愛する弟的存在の蒼(薬師寺香澄)との関係を、かなり人間臭く、さらに多くの謎を含んで、京介自身の存在、秘密といったところまでフォローした、なかなか奥の深い内容になっているよ。

今回は、新新宗教団体の実態を暴こうとする友人に協力を求められた蒼のストーリーと、
京介が、別の探偵から助っ人を求められた、長崎県のとある島での隠れキリシタンの歴史と、集団自殺した女性達の謎を追うストーリーが、平行して進む。
しかし、その裏には、過去の作品で登場したある人物が画策した罠が、密かに実行されており、果たして京介は、事件の全貌に迫れるか?
蒼の危機に京介はどうする?
こんな感じ。

あとがきで作者も言っているが、めずらしく、過去作品で登場した人物が、再び彼らの前へ登場している。
しかも、これからも、京介自身に関わる事になるよう。
あと3作で完結だから、まだ本作までて語られていない、京介の秘密が語られる時に、もう少し活躍してくれそうな予感。
このシリーズの最大の謎は、桜井京介とは何者?
だからね。
蒼の事は、これまで散々語られたから、いよいよ京介の出番かと思うと、すっごく待ちきれない心境だよ。

簡単に、人物紹介なんぞ。

桜井京介・・・主人公。12作目現在、30歳越えちゃいました。年食う作品なんです。これは。
        容姿端麗(相当!)。無愛想。背が高く、痩身。
        W大卒業後、そのまま建築史の研究家になった。
        名探偵。時々、精神不安定になる事あり。
        何より、過去が謎。幼少期~少年期に何があったか、まだ本シリーズで語られず。
蒼(薬師寺香澄)・・・現在W大学生。
        壮絶な過去があり(「原罪の庭」参照のこと)、彼が今、まともな生活を送れるのは、
        京介と美春と、当時同居していた保護者代わりの、W大学教授の神代のおかげ。
神代 宗・・・W大学教授。かつては京介の、そして蒼の保護者代わりであった人。
栗山美春・・・名前とは裏腹。熊みたいな容姿の男。京介と同級生。
        一人でふらっと、バック一つで海外を放浪する癖あり。
        今作では、劇団を手伝う仕事で、海外。
門野貴邦・・・謎の老人。財産と、権力を持っている。

探偵ものなので、事件は事件として起こって(大抵は殺人がからんでいる)、京介や蒼や美春が活躍して、「さて」と言い犯人を当てるのだが、やはりストーリーの核となるのは、京介自身の事かな。
そして、蒼との関係ね。
どちらもメインなのかな。
京介と蒼の事は、複雑すぎて、上手く書けないな。
知りたい方は、シリーズをお読み下さい、としか言えないよね。
ものすごく簡単に言うと、壮絶な過去の体験から、上手く生きられない蒼を、結果的に救った京介だが、実は彼もまた、過去の何かしらの謎があり、そのせいで、これから先、何か大変な事が起こりそうな予感を含んでいる。
そして、京介は、蒼や他の皆の元から、去ってしまうのか?
という大きな流れがあるんだ。
起こる事件は、愛憎劇で泥臭く、有名な建物だったり、歴史的に価値ある建物だったり、京介の研究対象になり得る場所が用意されている。
なんか事件が起こるたび、京介も蒼も、他のみなも、ドロドロになっている気がするよ。
今回もねぇ・・・
蒼は餌にされただけだし、京介はハメられそうになった訳だし。
京介、チクリチクリやられてる。
この物語の登場人物、結構危ない目にあってるんだよね。
だから、本格とか、アームチェアディティクティブとは違うんだ。
単純な犯人当てを望むなら、それはと違うけど、人間に魅力があって、そっちの方が気になって仕方ないよ。
あと3作で結果がでるけど、なんか悲しい結末になりそうで、ちょっと心配だなぁ。

どちらかと言えば、キャラクターがストーリーを引っ張っていく類の探偵もの。
こういうのが好きなら、かなり面白いと思うはず。
お薦めの1作だよ。
あぁ、私も友人から薦められたっけなぁ~。そういやぁ。

聖女の塔

聖女の塔

  • 作者: 篠田 真由美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/07/11
  • メディア: 新書


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ツッコミ満載あしからず 【ハリー・ポッターと謎のプリンス】 [本日記]

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 J.K.ローリング著 松岡佑子訳 を読んだ。

とっくに読み終わっていたのに、感想書くの忘れてたよ。
ハリーもとうとう6年生になりました。
1巻~3巻くらいまでは、カワイイハリーの物語だったのに、だんだんと暗くなっていき、とうとう生きるか死ぬかの話になったよ。
今回のお話の中心は、ヴォルデモート卿がいかにして今日のヴォルデモートになったかという事。
ほとんどは憂いの篩でダンブルドア校長がハリーに見せている過去の記憶。
それと、分霊箱のありかについてもか。
これは、ヴォルデモートが生き残る為に、自分の魂を、7つに分けて、一つは今の身体、あとの6つは特別な箱にしまって、隠してあるという事。
それを破壊する事が、ハリーがヴォルデモートを倒す事に結びつく。
次巻は、ハリーがこれを探す事が中心になるはずだよ。
そして引き続き、ロン、ハーマイオニー、そしてハリーの恋愛事情に学校生活。

そうね、4巻くらいからかなぁ。
1巻に納められている物語が、ものすごくあっちこっちに広がっているよね。
まず、大事なヴォルデモート卿の事でしょ。
それに準じて、死喰い人と不死鳥の騎士団もでしょ。
それに、ロンとハーマイオニーとの学校での生活でしょ。
クィディッチに、恋愛。
忙しい。
だからあんだけ長くなんるじゃないの?
本好きには苦にならんだろうけど、それ以外の人には、食いつきにくいよな。
それに、厚くて重い。んで、値段が高い。
ローリング女史がさ、もう少しエピソードをしぼってもいいんじゃないかと、読むたび思っているんだ。
そりゃさ、全てのエピソードが良くてきているし、面白いのは面白いんだけど、どうもまとまり感が足りない気がするんだよね。
そのせいで、登場人物もめちゃ多い。
発刊間隔が長いから、忘れるっちゅーねん。
なんか1巻の中に、楽しい学校生活の事やら、生き死にの戦いやらが混同しすぎるのは、的がブレないかなぁと思うんだけど。

物語も佳境になり、この先どうなるんだろうと楽しみだし、あっという間に読んでしまうくらい確かに面白い。
かのダンブルドアまで死んで、ホグワーツもどうなるか分からない。
7巻はどう結末を結んでくれるのだろうか。
ハリーがどうなるかも、ロンもハーマイオニーもね。
ついでにスネイプも。
それはそれで楽しみだよ。
なんだけど・・・
これはきっと原作者のローリング女史の生活と関係していると思うんだけど、1巻~2、3巻くらいまでは、女史の生活が苦しいところから、やっと安定し始めているくらいで、そのせいで、ハリーの物語も、暖かい友情物語や、魔法の不思議を純粋に楽しみ受け入れる内容だったと思う。
もちろんヴォルデモート卿との関係は進んでいたけど、どこかほのぼのとした雰囲気が漂っていたはず。
それが、ハリーの本が売れて、女史も再婚して、子供もできて、安定した生活の中で書き進むハリーは、どこか刺激を求め続けて、3人もケンカばかりして、よくある恋愛でごたごたして、なんだか退屈から逃れる術を見つけているようにも思える。
私だけかしら。
今回の6巻は、ようやくというか、ハリー、ロン、ハーマイオニーの仲たがいが少なくなってきたかな。
4巻、5巻はあまりの仲の悪さに、イライラした。
そのくせ、いつもそばにいるんだもん。
ま、全寮制の学校だから、仕方ないんだけど。
でもさ、全寮制っつー事は、とにかくいつも一緒な訳じゃない。
ハリーとロンなんて、同室だよ。
なのにさ、3人とも結構考えなしに、感情だけでよくケンカするんだよね。
それがイライラの原因。
意外と自己中よね。
あと、冷静になって考えるとさ、グリフィンドールとスリザリンの対立も、おかしな話だよね。
今、在学中の生徒達は、過去の創設者達の対立は、直接知らない訳でしょう。
そりゃ、この子の性質で組み分けが決まるけど、寮全体で対立しなければならない理由がないんだよね。
ハリー対ドラコ・マルフォイなら分かる。
それに、寮対抗戦は、4つの寮の争いなのに、どうもレイブンクローとハッフルパフは置き去りっぽい。
こういうような、過去の伝統に縛られたような対立の精神が、イギリスには文化としてあるんだろうか。

もう一つ、セブルス・スネイプの問題。
死喰い人だったのを分かってて、改心したとダンブルドアが信じて、ホグワーツの先生になった人。
それなのに、6巻のあの展開だと、やっぱり裏切り者じゃん!
ってならないかい?
裏切りそうでいて、ハリー達を助けた事もあったよね。
これでやっぱり裏切り者でした。てのは、面白くないよね。
まだ7巻が発売された訳じゃないから、本当のところは分からないけど、ダンブルドアに死の呪文をかけたのは、スネイプなんだよね。
どうなるんだろう。
彼の扱いは、大事にして欲しいな。
7巻では、是非、彼の本心を語って欲しい。できれば納得できる形でね。

どうも、マスコミと、世界中でのベストセラーの話題だけで、内容の善し悪しが話題にならない気がする。
ま、内容と、売れ行きは、決して比例するとは限らないけど、上記のようなひっかかりは常にあったのよ。
翻訳っていう壁もあるしね。
シリウス・ブラックの、ハリーの名付け親っていう冠言葉も、最後までしっくりこなかった。
まだ、ジェームス・ポッターと親友とかの方が馴染みやすい。
単純に、ハリーとシリウスの友情とかね。
これは本文の翻訳だから、どうにもならんけど、私には、名付け親の重要性が、あまり分からんよ。
それにイマイチ分かりづらい状況で消えちゃった。死んだかどうか、分からんよね。あれは。
もしかしたら、サプライズがあるかは、女史のみぞ知るだけど。

今回の副題、「謎のプリンス」はどうだろう。
翻訳者の松岡氏は、ローリング女史に、謎=ミステリアスの使用の許可を取ったらしいけど、原題そのままで、ハーフブラッド・プリンス=混血のプリンス、もしくは本文中の半純血のプリンスじゃダメだったのかなぁ。
「謎」にこだわったのはなんでだろう。

映画に関しては、標準的なレベルでしょうね。
大作でもないし、技術的にものすごくすぐれている訳でもない。
脚本もそこそこだし、俳優達もそこそこでしょう。
監督がよく変わって、作品によって雰囲気が違う。
音楽はずっとジョン・ウィリアムズだったのが、「炎のゴブレット」から変わってしまって、あの有名なテーマが、ほとんど聞けなかったのは、非情に残念だった。
それに原作が長い分、2時間ちょいに納めるのは、至難の業でしょう。
よって、映画に関しては、ハマるようなモノではなかったな。
一応、全て見ているけど、どちらかと言えば、原作の方が楽しみかな。

「かの有名なハリー・ポッター」だけど、面と向かって解説しているものを読んだ事がないなぁ。
映画はままあるけど、原作にはなくない?
褒めているものじゃなくて、ツッコミ入れているものが見たいなぁ。
批判はしてなくていいけど、ツッコミが必要だよ。
ローリング女史が、どん底の生活の中で書き上げた「ハリー・ポッター」の第1巻。
もしも、もしもだよ。
女史がそのままの生活、もしくは、そのままの精神状態で書き上げた、言わばもう一つの「ハリー・ポッター」があれば、是非、そちらを読んでみたい。
間違いなく、今とは違うハリーに出会えそうな気がして、妙にワクワクしてしまう自分に気付いた。

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)


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それぞれの完結 【薬屋探偵妖綺談】【風の大陸】 [本日記]

本日、2本立て(笑)

「海紡ぐ螺旋 空の回廊 薬屋探偵妖綺談」 高里椎奈著 を読んだ。

薬屋探偵シリーズ、1部完結という事で、実はというと、ちょっと悲しい気持ちで読んだのだよ。
高里椎奈さんがデビューして、薬屋探偵シリーズが発売された当初から、楽しみに読んでいたからね。
とうとう主人公・深山木秋の正体が分かる!
とあっては、期待もしちゃうよ~。
なんて思って読んでたからさ・・・

深山木秋・・・・主人公。妖怪。深山木薬店の店主。
         セピア色の髪が特徴で、見た目は高校生くらい。
座木(ザギ)・・・イギリス出身の妖怪。妖精の一種。
         人間の大人の容貌をしているが、本来の姿は真っ黒い猫と狐の中間のような獣。
リベザル・・・・ポーランド出身の妖怪。精霊の一種。
         赤毛の子供。本来の姿は、真っ赤な10センチくらいの毛玉のような猿に近い獣。

この3人が暮らす薬屋は、妖怪が関わった事件の解決や、妖怪が人間の世界で暮らす為の、問題解決も請け負う探偵。
てなところかな。
ちょっとライトノベルズっぽいかもしれないね。
今まで13冊出ていて、こと秋に関しては、普段の容貌以外、全くの謎だったので、いよいよついに正体が・・・って思っていたんだけど、なんだかなぁ、結局、秋って何者だったんだろう。
彼にかけられた呪いや、父親や、そのほか四季の名を持つ仲間との関係なんかは、きっちり説明されているけど、肝心の正体、どんな妖怪なのか、本来の姿はどんなのかって事は、全く触れられてなかったんだよねぇ。
ちょっと消化不良ぎみ。
最後、リベザルが可哀想だったよなぁ・・・
ま、もし第2部のような感じで、復活する時がきたら、その時はまた楽しみに読むので、高里さん、よろしくお願いします。
てな感じでしょうかね。
高里さんの文章なんだけど、たまに会話とかで、状況が分かんなくなっちゃう時がある。
このセリフは誰のものなのか、会話してる二人のうち、どっちのセリフなのか、場面転換の分かりにくさ、なんてのが気になる時があるんだけど、他の読者はどうなんだろうなぁ・・・
私だけかしらん?

海紡ぐ螺旋 空の回廊








「風の大陸 最終章祈り」 竹河聖著 を読んだ。

完結したよ!
これも長い連載だったよねぇ。
1巻読んだのは、おそらく高校生の時。
それから10数年。
今回が完結編。
時は超古代。主人公アウル・トバティーエの、大陸を大災害から救う旅が、呪術やたくさんの国家など、独特の世界観とスケールの大きさで描く、ファンタジー小説だよ。
これこそ、今言うところのライトノベルズなのかな。
出版社が富士見ファンタジア文庫だもんね。

アウル・トバティーエ・・・緑と紫の目“世界の相”を持つ青年。強力な魔術師。
              旧共和国デンの評議会長の孫で平民。
              半神族のケントウリに17歳まで一人の人間に会う事もなく育てられる。
ラクシ・・・・・・・・・・・・・・旧イタール公国の公女。
              兄が病弱の為、国内のごたごたを避けるべく、国を出た。男装をしている。
ボイス・マグヌス・・・・・・都市国家トリニダの宰相の息子。
              父の弟の策略で、父、母、兄は殺される。
              そのまま出奔。やがて自由戦士となる。

登場人物の紹介を書いてて、あぁなんて少女向けなんだろう、と改めて思ったわ。
でも世界観がしっかりしていて、スケールが大きいので、決して子供騙しではないよ。
特に、呪術に関する設定と、身分制度と人種差別、宗教と国家と政治の関係は、複雑にできてると思うよ。
大量にいる登場人物も、きっちり書き分けができているので、分からなくなる事もなかったしね。
ただし、美男美女が多いのは、ご愛嬌(笑)
第1巻で、ティーエがラクシとボイスに出会い、長い旅を通して、大陸を大災害から救うというテーマに基づいて、よくぞ書いてくれました。
月間誌に連載をしていたのが、ここ最近は連載なしの、書き下ろしに変わっちゃって、大丈夫かなぁなんて思っていたけど、完結してなにより。
ただ、ちょっとばかり、尻つぼみの感があるんだけど。
長くなりすぎて、編集部から早く完結しろ!って命令が出たっぽい匂いがする・・・
一人で大陸全土を救うなんて、一体どうやってやり遂げるんだろうって思ってた。
案外、あっさりだった気がするよ。
こういう長い連載は、完結してすっきりする一方、もう出ないのかぁという一抹の寂しさがあるよね。
世界観が独特の物語は、やはり作者の才能と手腕にかかっているんだなぁ、と改めて感じた次第。

風の大陸 最終章 祈り






SFやファンタジーが好きだから、世界観がものを言う小説、マンガ、映画、大好きだよ。
高里さんも、竹河さんも、次作、期待してます~!


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ベストセラーたる所以 【ダ・ヴィンチ・コード】 [本日記]

「ダ・ヴィンチ・コード」 ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 を読んだ。

文庫で発売されたので、読んでみた。
難しいかと思ったけど、それは馴染みの薄い題材が中心になってるだけで、本筋はミステリーで暗号解読だから、結構軽い感じで読めて、面白かったわ。
かなりの長編だけど、すっと読めてしまって、ベストセラーになった理由が良く分かるわ。
少しレオナルド・ダ・ヴィンチとキリスト教の周辺の知識が必要になるけど、でもそれは読み進めていくうちに、理解できるようになると思うから、あんまり気負うことはないよ。

ハーバード大学の宗教象徴学者のロバート・ラングドンが、ルーブル美術館館長ジャック・ソニエールの殺人容疑で追われながら、フランス警察の暗号解読係のソフィー・ヌヴー捜査官と一緒に、謎の組織からも逃れつつ、レオナルド・ダ・ヴィンチが残したキリストの妻マグダラのマリアの秘密を解き明かしてゆく。
そんな物語。
冤罪の逃亡劇と、マグダラのマリアを巡る暗号と謎解き。
決してファンタジーの世界ではなく、現実世界のフランス、イギリス、スコットランドが舞台で、現代のキリスト教の歴史を揺るがしかねない内容になっているのだ。
だから、かなり物議をかもし出したらしいね。
キリスト教を信じる人達には、ちょっと刺激が強すぎるのではないかな。
捉え方によってはキリスト教を根底から覆しかねない事実も含まれているようだし。
イエス・キリストが神か人か。信者にとっては、大問題でしょう。
私達が普通に知ってる、磔からの復活や、処女生殖、伝説はいっぱいあるけど、実はキリストは、マリアと愛し合い、普通にセックスをして子供を宿した。
となったら、歴史が変わっちゃうらしいよ。まぢで。
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐の絵などはともかく、キリスト教に絡んで、ヴァチカンの教会やそれに準ずる組織、秘密結社なんかは、日本じゃほとんど馴染みがないから、現実味に欠けるのは仕方ないやね。
でも、全て事実に基づいているらしいので、そう思って読むと、感慨もひとしおなのかな。
長編な分、なかなか丁寧な描写であると思うよ。
情景描写も心理描写もね。
で、翻訳が良くできているので、多少の違和感はあったけど、いかにも訳文ぽすぎる感じはなくて、読みやすかった。
登場人物もそう多くないので、迷わないしね。
ロバート・ラングドンとソフィー・ヌヴーが、警察に追われている事実が、切羽詰った感じがして、緊張感が途切れず読める理由なんだろうね。
長い割りにあっという間だったよ。読み終わるまでね。
今、読みたい本が見つからないなら、お薦めよ~!

忘れてた。
5月に「ダ・ヴィンチ・コード」の映画が公開になるよ。
ロバート・ラングドンにはトム・ハンクス。
ソフィー・ヌヴーにはオドレイ・トトウ。
ベズ・ファーシュ警部にはジャン・レノ。
シラスもアリンガローサ司教も、キャストが雑誌に載り出したね。
世界同時公開だってさ。ちょっと楽しみ~。見に行くよ!


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