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痛快! 【帰ってきたアルバイト探偵(アイ)】 [本日記]

「アルバイト探偵(アイ)」シリーズ 大沢在昌 を読んだよ!

久しぶりに、シリーズ読破しそうな勢いで読んだ小説だわ。

最近、「帰ってきたアルバイト探偵(アイ)」という、ウルトラマンみたいな題の小説が発売されてて、それを読んだら、過去のシリーズまで、全部読んでしまったという経緯。

帰ってきたアルバイト探偵

帰ってきたアルバイト探偵

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/10/14
  • メディア: 文庫

主人公は、高校生(実はもうダブッて4年生)の男の子、冴木隆。
唯一の肉親は、父親の涼介。
この涼介が曲者で、元内閣調査室、いわゆる日本国のスパイを辞めた身で、今は私立探偵をしている、中年不良親父。
リュウは、その父親の探偵業務のアルバイトで、何故か、国家間のいざこざや、スパイ同士のいざこざ、そのほか、とっても大きな規模で繰り広げられる事件に巻き込まれて、というか事件を解決する為に、依頼を受けた父親を手伝っているうち、いっつも危険な目に合う・・・という、普通の高校生。

普通ではないのかな・・・
リュウは、グレるでもなく、優等生になるでもなく、中途半端なトコにいるのだけど。
父親の仕事を手伝ううち、リュウ自身も、いろいろ体験していて、
無免許で車は運転するし、銃も一応扱える。
尾行もするし、乱闘もする。
銃弾飛び交う中、救出劇を演じたり、はたまた、リュウが人質になったり。
いや~、忙しい身だねぇ、リュウ君。

この小説の魅力は、その軽さにあると思うんだ。
大沢在昌の作品で有名なのは、「新宿鮫」かと思うのだけど、
そういうハードボイルドを想像してたら、全く違う、なんというか、ものすごい軽いノリに、驚くかも。
最大の特徴は、普通なら絶対ありえないような、事件の規模の大きさ。
ツッコミたいくらい、大規模でうごめく事件は、蜜の味(笑)
内閣調査室ってことからして、訳アリ。
あらゆる国のスパイが登場するし、殺し、誘拐、核爆弾、KGBにモサド。
何でもアリだ。
リュウが、けなげに(笑)父親を手伝うのも、ホントに小遣い稼ぎ程度の理由なのが、笑える。
それでも、いつのまにか、命に関わる事件に発展していくから、つい、夢中になっちゃうのだろうね。
銃撃戦も、乱闘騒ぎも、それが当たり前のように、突然起こるから、痛快さがあるのだよね。

思春期にありがちの、世間を軽くみているリュウにも、親近感がわくよ。
父親しかいないのも、実はちゃんと理由があるのだけど、
そのあたりも、張本人のリュウが、あんまり深く考え込まないから、
多分、リュウ自身が、父親を尊敬している風・・・口じゃ、毎回けなし合っているけど、そんな風変わりな親子関係も、魅力の一つかしらね。

この小説、朝の通勤には、特に、寝不足で半分寝たままのような頭には、ぴったりの内容だよ。
軽くて、アクションたっぷりで、痛快。
文章もそれほど難しくないし、探偵小説の面白みもあるし、なにより登場人物に魅力がある。
シリーズ続けて読んでも、飽きない類の小説だと思うわ。
ま、続きものなので、読む時には、最初からの方が、いいかも。
いきなり「帰ってきたアルバイト探偵(アイ)」を読むのもアリだけど(私はそうだった)、ちょっとだけ設定を知っていたほうが良いかもね。
一度休憩が入って、「帰ってきた~」はいわばセカンドシーズンみたいなものだけど、
リュウの活躍が、これからも楽しみな1作だよ~。


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